私の最終学歴は、大学卒となります。
41歳の時、私立大学の通信課程に入学して、オンライン授業とスクーリングを利用して、5年かけて単位を取得し卒業しました。
すでに卒業している私が、昨年4月に「放送大学」へ入学しました。
なぜ再度、大学に入学をしたのかその理由をまとめてみました。
Adobe Creative Cloudを安く使いたいから
卒業して10年後の今。きっかけは不純な動機でした。
「Adobe Creative Cloud コンプリートプランを安く使いたい」
そうです。このソフトの学割価格を使いたいと想ったのがきっかけです。
Adobe Creative Cloud コンプリートプランの月額は 6,248円。1年目は学割価格は、約65%オフの 2,178円。毎月4,070円、年額では48,840円を節約でき、2年目以降在学期間中の価格も、約48%オフの3,278円(税別)。毎月2,970円、年額35,640円節約が可能となります。
選んだ大学は「放送大学」
学割には、学生資格が必要となりますが、その白羽の矢を立てたのが「放送大学」でした。
最初は、不純な動機でしたが、取り寄せた入学資料のシラバスをみていると好奇心をくすぐるカリキュラムがたくさんありました。
ふっと、自分のことを考えたとき、自分が持つ現状課題に気がつきました。
この課題を解決できることを期待して「放送大学」に入学しました。
入学当時、私が持っていた二つの現状課題は以下となります。
独学の限度
仕事の能力向上や自己啓発のためにさまざまな書籍を読んでインプットをしていました。しかし、実際にアウトプットしようとすると思い出せなかったり本当にそれでいいのか疑問に思うことが度々ありました。やはりきちっと自分の中で知識として体系化されていなく、その本質を理解できていないことに気づいていました。
知識のブラッシュアップをしたかった
マーケティングは日進月歩で進化します。これはITでも同じです。
仕事上、新しい手法や技術については関係書籍を読んだり、セミナーなどに参加して、知識を得るように心がけています。しかしながら、自分の性格もありますが、わかったつもりになっていることが多々あります。
体系化されたことに触れて、知識のブラッシュアップは必要だと感じていました
豊かで深い教養が得られる放送大学
4つの学生種類
入学前に、学生の種類の一つを選ぶ必要があります。私は「全科履修生」を選択しました。
- 全科履修生
卒業を目指す学生です。4年以上在学する必要があり、124単位を習得すれば「学士(教養)」となり、大学卒の資格も得られます - 専科履修生
1年間在籍でき、好きな科目を履修する学生となります - 科目履修生
半年間だけ在籍でき、好きな科目を履修する学生となります - 集中科目履修生
「司書教諭資格取得に資する科目」を履修する学生です。夏の3ヶ月だけ在籍する特殊な履修生となります
授業形態
通信制大学である放送大学は3種類の授業形態を用意しています。
私は、自分の業務に必要なテーマだけではなく、面白いと思ったテーマを持つカリキュラムを選んでいます。
- 放送授業
BSテレビ、ラジオ、インターネット配信を利用した授業です。自宅だけではなく、スマホでも専用アプリを使うことで視聴でき、いつでもどこでも授業が受けられます。 - オンライン授業
インターネットとPCを利用して、講義を視聴し課題に取り組みます。選択式問題、レポート、ディスカッション等などインタラクティブに授業を受けることができます。 - 面接授業(スクーリング)
放送大学の学習センターなどで二日間、直接講師より講義を受ける対面型授業です。スクーリングはその場で質疑応答ができるなどオンラインではなかなら得られない体験ができます。
6つのコース
教養学部である放送大学は、豊かな教養を得られる6つのコースを用意しています。私は、仕事に知識をブラッシュアップする意味で「社会と産業コース」を選びました。
- 生活と福祉コース
- 心理と教養コース
- 社会と産業コース
- 人間と文化コース
- 情報コース
- 自然と環境コース
編入学について
私は、すでに大学を卒業しています。過去取得した単位を利用して編入学をしました。今回、3年次の編入学手続きにより、62単位を認定されました。通常の入学と違うのは、最長10年の在籍期間が、6年になることです。
一年間在籍して感じたメリット
現在、私は2年生です(正確には編入学のため3年生かな)。
この一年間、放送授業と面接授業を受けて、感じた放送大学のメリットをまとめてみました。
年間3300を超える幅広いカリキュラムに好奇心が刺激される
300の放送授業と、年間3000を超える面接授業のカリキュラムは圧巻です。毎回シラバスを見るのが楽しみです。
例えば、「ドキュメンタリーをつくる」「ラジオ番組制作実習」「江戸のボーイズラブ」など科目名を見ただけでわくわくします。
短期間で基礎知識が得られた
最も感じたことが、大学の講義内容は体系化されていることです。そのため、そのテーマの本質を理解することができます。また、45分×15回の授業を受けることで短期間で知識を得られるのもメリットだと感じています。
強制的なアウトプットがある
独学ですとアウトプットするには自ら機会を作らないとなりません。これがなかなかできないんです。つい甘さがあるんですよね。放送大学では、レポート提出、通信指導や単位認定試験があります。得た知識をきちっと理解しているかを確認できるなど、これが自分にとって良いアウトプットになっています。
モチベーションを高める2つのルール
一人で授業を受ける通信教育を卒業まで続けていくのは大変です。私自身、過去大学の通信課程で授業を受けていましたが、入学当時は高いモチベーションで授業を受けていきますが、途中何度が挫折したことがあります。
仕事の忙しさやモチベーションの低下などのため一年間休学をしましたが、5年かかりましたがなんとか卒業しました。
今回、久しぶりの通信制大学です。私は幅広い教養を得ることを目的としており、短期間で卒業しようとは考えておりません。
しかし、せっかく大学に入学したのに途中で挫折するのも個人的にはいやなので、二つのルールを作りました
ルール「無理しないこと」
卒業できる64単位を6年かけて取得することにしました。年間11単位。面接授業も取得する必要があるのですが、放送授業の2単位をで計算すると年間6科目取得をすることになります。こうすることで、費用も抑えられ、覚える教科も少なくなります。
ルール「知的好奇心を刺激する科目を受講する」
コースの単位を取るためには、興味がわかない科目もあります。しかし、その科目に関係する興味を持つ科目を組み合わせ、両方勉強することで関係性がわかることで深い知識を得られることで満足度が高まります。
さらに、幅広い科目の中で、知的好奇心を高める科目を選択すること、学ぶ楽しみを得られます。
その結果、モチベーションを高め長く保つことができています。
最後に
最初は不純な動機でしたが、放送大学を入学をして良かったです。
仕事に関係することや一般教養が深くなったことで自信がついたことも大きいと思います。
知識を増やしたいのであれば「放送大学」の入学をおすすめします。
入学をして、自信の知的好奇心を満たしましょう。