メルカリから始める「持たないライフスタイル」
メルカリは日本では非常にメジャーな個人間売買を支援するサービス。2013年から開始しているメルカリですが、私自身、関心を寄せていなく遠い存在でした。ふっと、振り返ると、自分自身「買うこと」で満足してしまい「使わないモノ」が自分の身の回りに多いこと。本当に多いのです。「断捨離」「終活」「ミニマリスト」の流れの中、自分も気に入った物だけで生活する「持たないライフスタイル」へと目指すべく、その象徴として、自分の生活で不要なものを売ることを決めました。
B2Cマーケティングの経験を得る
私は、従業員数が100名以下のITコンサルティング企業の中で、B2Bマーケティングに従事してます。マーケティング歴は25年。B2CもB2Bのマーケティングを経験していますが、今回、メルカリを始めてみて、改めて、小売業のバリューチェーンやマーケティングミックスなどが経験できるため、自分のB2Cマーケティング力を強めるには非常に有効な手段だと感じています。
メルカリ出品から入金までの流れ
2つの大切な心構え
この記事を書いている時点で、商品を販売しました。その経験をもとに感じたことがあります。個人間売買とはいえ、小売業となんら変わりません。基本的な心構えは、カスタマーファーストの考えとなります。
- 購入者はお客様。横柄なコメントでも、丁寧な対応が基本
- 早く届いたら嬉しいだから、速やかに発送する
メルカリを始めるための準備
Gmailで専用e-mailアドレスの用意
メルカリは匿名性が高いサービスです。私自身、日常的に使っているプライベートメールを使うことはリスクだと感じており、今回、個人間売買専用のメールアドレスをGamilで取得しました。
取得方法は、以下の記事をご覧ください。
メルカリのアプリをダウンロード
なにはともあれ、スマホ用のメルカリのアプリをダウンロードしてください。ダウンロードしないと始まりません。
メルカリアカウントの作成
PCでもアカウントが取れますが、せっかく、アプリをダンロードしたので、アプリからアカウントを作成します。
出品まで
少しでも多く利益を出し、そして早く売れたいと思うのが出品者の本音だと思います。そのためには、やはりそれなりの準備は必要だと感じています。ここでは、先の「利益確保」「早く売れる」を考慮した出品までの工程をまとめました。
中古市場の価格調査
何はともあれ、価格を設定するための中古市場の価格調査を行います。
売りたいものの買取価格を調べる
メルカリで販売する際に損をしないための工程です。メルカリで販売後、利益を見たら、買取店が売ったほうがよかったというリスクを減らすためには、まずは、買取価格をを調べましょう。調べ方は、「XXX(売りたいもの) 買取」と入れるとサイトが出てきますので、その価格を記録しておきましょう。
中古販売価格を調べる
販売したいものの中古販売価格を調べます。細かく調べる必要はないと思いますが、私自身、「Amazon 中古価格」「Yahoo auction」「メリカリ」のサイトの価格を記録しています。
ターゲティング
中古価格を調べると、なんとなくですが、誰が買っているのかがわかってきます。この「誰」がターゲットになります。たとえば、男性なのか、女性なのかにより、「価格設定」や「商品説明の書き方」も変わります。私自身、過去に生産中止の電子機器を出品した際には、「すでに持っている方のバックアップ機をして使ってもらいたい」と明確に書きました。これも、調べているうち、既存製品を所有している方が、その製品に思入れがあり長く使いたいが、新規で購入できないため、中古を買っていることがわかりました。せっかく出品するのであれば、私自身、そのような方に買ってもらったほうが、購入者ももちろん製品も喜ぶのではないかと思い、そのようなことを明記した次第です。
販売価格の設定
中古販売価格も理解したので、ここでは、非常に大切な販売価格を設定します。メルカリの場合、販売価格の10%の手数料、発送費(送料+梱包代)のコストかかります。ですので、まずは、買取価格+コストを計算してください。でも、これで販売しても、買取価格と同じになるため、意味がありません。そこで、自分が得たい利益をのせましょう。
販売価格=買取価格+コスト+利益
利益は、買取価格+コストの合計に、とりたい利益率(たとえば15%)をかけた値を使ったり、金額により一定金額(500円とか)を決めるなどご自身の中でルールを決めると価格設定にやりやすいと思います。
次に、販売価格が、中古市場価格と比べます。
私自身は、中古市場価格>販売価格>買取価格 になるように設定をしています。特にメルカリの場合、過去の販売価格が見ることができるので、それを参考に高すぎず、安すぎずの価格を設定しています。そのため、先の販売価格より価格が低くなることもあるため、その場合、メルカリ以外の個人間売買に出すことを検討もします。
写真撮影
写真を撮影しましょう。高性能なデジカメもいいですが、私自身は、ほとんどスマホで撮影しています。メルカリに出品する写真は枚数が決まっているため、「商品全体」「商品アップ」「複数商品の場合は、販売する商品(付属品などを含めた)すべてを出した写真」「傷の箇所」を撮影します。特に、傷などをあらかじめ明示していると購入時のトラブル防止になります。
商品説明を書く
相手が買いたいと思う商品説明を書きましょう。と言っても、なかなか、書けないのが本音です。その場合、過去にメルカリにどう商品を出品している方の文章を参考に、書いてしてみたらどうでしょうか?まんま、コピーはダメです。文章には著作権が発生しますので、その方の文章を参考にしながら、先ほどのターゲットの方をイメージし、その方に、問いかけるように書いてみてください。意外にスルッと書けますと思います。
必ず書く項目として、製品紹介、使用頻度と注意点です。特に注意点は、傷、汚れなどがあれば、明記するように心がけてください。
私自身は、自分のルールの中で、値下げ交渉はしない旨を明記しています。皆様もそのようなルールがあれば、明記してみてください。
出品
ここまできたらあとは、出品ボタンを押すだけです。ボタンを押して、はい、出品しました!
取引中
ビュー、いいねの確認
出品すると、メルカリの出品中画面では、その商品が何名が閲覧したか、そして何名が「いいね」を押したかわかります。特に「いいね」は潜在的購入者ですので、その商品がどのくらい興味があるかバロメーターになります。
コメントの対応
商品に関する質問がきますので、「丁寧に」「迅速に」回答しましょう。回答は、販売中の場合、誰でも閲覧できてしまいます。そのため、値下げ交渉のコメントなどは、値下げするのか、しないのかを決め、その旨を回答します。
取引成立から商品発送まで
取引成立
購入者が購入するとその商品は、メルカリの取引中画面に移動します。このあとは、購入者とのやりとりが始まります。私は、購入のお礼と同時に、配達時間の希望を事前に聞くようにしております。このように聞くと、ほとんど、希望の配達時間を教えてくれます。
梱包
一番頭が痛いのが、梱包です。小物の場合は、宅急便コンパクトなどの製品BOXがあるので、それに入れられば完了なのですが、私自身販売した商品は電化製品が多いため、宅急便コンパクトに入らないものがほとんどです。そのため、毎回、箱探しに一番苦労します。手に入りやすい段ボール箱は規定品となりますが、やはり、商品が入らない、段ボール箱が大きすぎることもあり、近くのスーパーで最適と思われる段ボール箱をもらってきたり、大き目の段ボール箱をカットして適正の大きさにするなどして、商品が壊れないために空間を空けないように工夫をしております。この時間が意外にかかります。
発送はらくらくメルカリ便が基本
匿名性を売りであるメルカリの場合、匿名発送できる「らくらくメリカリ便」「ゆうゆうメリカリ便」が基本となります。私の場合、宅急便を使うことが多いのですが、書籍などは、ゆうゆうメルカリ便を使っています。もちろん、送料が安いサービスもありますが、相手に住所を教えることになるので、高くても匿名性を優先してこれらのサービスを使っています。
ヤマト運輸、コンビニへ商品を持ち込み
私の場合、車で7分ぐらいのところに、ヤマト運輸の営業所があるため、そちらの持ち込んでいます。もちろん、コンビニ持ち込みでも構いません。スマホが一つあれば事が足ります。メルカリの取引画面で「サイズ」を決め、配送用2次元バーコードを作成し、専用読み取り機またはレジのバーコードリーダーで読み込んでもらいます。その後、配達時間を指定することで、配達伝票が作成されますので、それを持ち込んだ箱にあって終了です。配送料は、その場で払いません。取引終了時に、自動的に売り上げ金から引かれます。
購入者へ発送済みの連絡
メルカリの取引画面で、「商品を発送したいので、発送通知をする」ボタンを押して完了です。あとは、購入者に発送されて旨をメッセージしてあげると親切かと思います。
評価から取引成立まで
購入者の評価を待つこと
商品が購入者に配達され、その商品が納得できるものであるか確認されます。購入者で納得されたら評価されます。この評価は、「良い」「普通」「悪い」の3段階。評価されると、今度は、出品者側で購入者を評価することになります。
出品者が購入者を評価する
先の購入者と同じ3段階にて、購入者の評価をします。
取引成立
これで取引終了です。お疲れ様でした。あとは、入金を確認したら終わりです。
入金
入金の確認
待ちに待った入金です。と言っても、取引成立ができれば、すぐに入金されます。この時は、預金通帳を開くとくの「ワクワク感」があります。
メルカリは、ビジネススキルアップに有効
以上がメルカリ出品の流れです。いかがでしょうか。完全に物販販売の流れと同じですよね。この経験は、私自身、ビジネススキルアップに役立っています。ミニマリストとビジネスのスキルアップを兼ねて、メルカリしてみませんか?